介護椅子にかかわらず、椅子やデスク等の主要な家具には、メーカーのカタログ上には必ずサイズ・寸法の記載をしています。
それらのサイズは、基本的には外寸の表記となります。
介護椅子については、外寸の他に、座面までの高さが表記されています。
座面までの高さは、SHと表記されており(※「Seat Height(シートハイ)」の略称)、床から座る座面までの高さを測ったものとなります。
このSHと幅(W)・奥行(D)・高さ(H)の3種類の外寸がカタログ上の表記となります。
外寸のなかの幅(W)は総幅で、介護椅子であれば、肘と肘を挟んだ長さ、または椅子の脚の底部分を挟んだ長さが該当します。
また、奥行(D)は、介護椅子であれば、座面の前面側の先端から、背面(背もたれ)の最上部分に挟まれた長さが該当します。
高さ(H)は、椅子の脚底部分、つまり床面より、これまた背もたれの最上部分に挟まれた長さが該当します。
介護椅子の外寸には、介護テーブルへの配置が問題なくできるかどうかが重要となり、とりわけ幅(W)のサイズをよく確認した方がよいです。
介護テーブルの脚間有効寸法と、配置したい介護椅子の幅(W)寸法を照らし合わせ、スムーズに介護椅子が出し入れできるかや干渉等がないかどうかを確認します。