介護椅子を選ぶ上でポイントのひとつとなるのが椅子自体の重量です。
介護椅子の重さはどれくらいのものが多いのでしょうか。
背もたれの高さが高い、ハイバックタイプで肘ありの介護椅子では、平均すると約8kg~9kgの間となります。
背もたれの高さの低い、ローバックタイプや肘なしの介護椅子ですと、重量にバラツキがありますが、およそ5kg~7kgの間の製品が多くあります。
介護椅子は、脚やフレームをブナ等の天然木の成形合板で貼り合わせた仕様のものが多く、会議椅子で使用されるような細身のスチールパイプのようなものではないために重厚感があって重量がかさむ傾向があります。
大半が複数の椅子を積み重ねて収納できるスタッキング仕様ですが、8kgを超えてくるとスタッキングするのに少し苦労するようになります。
また、着座及び離席の際に介護椅子を引くとき、重たく感じることがあります。
そこで椅子メーカーでは、少しでも利用者等の負担が少なくるように背もたれ上部に持ち手を取り付けたタイプの介護椅子を用意しています。
また、同様の理由で、前脚側にキャスターをつけたタイプの介護椅子もあります。