介護椅子は、一般的なオフィス家具製品と違い、スチール製でなく木製の素材を使用していることが多いです。
介護椅子に使用される木製の材質は、天然木や合板を成形したもの(成形合板)やMDFなどが用いられています。
スチール製で制作された会議椅子のフレームなどでも、木目調のメラミンシートを貼り付けたりして、木製のイメージを崩すことはありません。
ここが介護椅子と会議椅子との明確な違いですが、スチールパイプで椅子のフレームなどを曲げるのは比較的容易でコストもそれほどかかりませんが、木製のフレームで曲げをおこなうのはコストと手間がかかる工程となります。
会議椅子よりも介護椅子が高価なのは、素材材質の違いも当然ありますが、こうしたコストのかかる工程を経ているからという理由もあります。